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「おはよー、って…」
教室に入るといつも静かなクラスが騒がしかった。
「…なんかあったのか?」
俺は早々と席につき、隣のクラスで1番うるさい田嶋涼太(タジマリョウタ)に聞いてみた。
「おい!知らないのかよ!うーわ、、うーわ、うーわ、、、」
と言いながら野郎共が固まっている中に入って言った。
「ったく、、おーい、廉ー」
俺はよくバカをやってつるんでいる、悔しいがイケメンの松元廉(マツモトレン)を呼んだ。
「何があったのか教えてく「やだ」れ…ってひどっ…」
もういいさ、俺は寝る。
キーンコーンカーンコーン
ガラガラ
「はーい、ショート始めるぞーとその前に…」
と元気よく入ってきた磯部教諭(イソベキョウユ)。どこかのモデルと間違えそうだが、こう見えて50を超えてるとは、入学から4ヶ月たった今見ても驚きだ。
「「「その前に!?」」」
クラス中の合唱。磯部教諭が何を言いたいか皆わかっているらしい。…教えろよ。
「…ぅっふん。では今日からこのクラスで一緒に勉強することになった転校生を紹介する。女の子だ。」
…って、なーんだ、転校生かよ。そんなのに気を取られるのは精々小学生くらいだ(ガラガラ)ろ。…んっっ!
思わず目を見張ってしまった。
そこにはテレビでしか見たことのないような美少女が立っていた。いや、言うならば君臨なさっていた。
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