(3話)マサキ青年の行方

1/3
前へ
/36ページ
次へ

(3話)マサキ青年の行方

そして、ユウカは泣きながらその場を後にした。タツヤは困惑したまま、ベッドの上で独り… 鏡に映る自分の姿を目にした… その光景に愕然とした現実が存在していた。 『僕では無い!』 昔観た映画『転校生』の事を思いだした… (事故で双方の人格が入れ替わる物語) それが現実として起こっている… どれくらい時間が過ぎたのだろう? また!あの若い女性がやって来た… ユウカ 『さっき、先生に聞いたんだけど…』 『事故のショックで一時的に記憶が混乱していると…』 『1週間くらいで元に戻ると言っていたよ』 『それからさっき!旅行中のマサキの親に携帯で連絡取れたので、明日には来てくれるから大丈夫だよ!』 『安心して!』 聞きなれない言葉に対して、不思議に感じたタツヤは… 『携帯って?何を携帯してるの?』 ユウカ 『携帯電話じゃん!』 そして、ユウカはポケットから『携帯電話』を取り出した… ユウカ 『これが携帯!』 『いつもメールをくれてたじゃん…』 『ごめん…今は忘れてるよね…』 タツヤは、今まで見た事の無い機械に興味を示した…
/36ページ

最初のコメントを投稿しよう!

66人が本棚に入れています
本棚に追加