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(3話)マサキ青年の行方
そして、ユウカは泣きながらその場を後にした。タツヤは困惑したまま、ベッドの上で独り…
鏡に映る自分の姿を目にした…
その光景に愕然とした現実が存在していた。
『僕では無い!』
昔観た映画『転校生』の事を思いだした…
(事故で双方の人格が入れ替わる物語)
それが現実として起こっている…
どれくらい時間が過ぎたのだろう?
また!あの若い女性がやって来た…
ユウカ
『さっき、先生に聞いたんだけど…』
『事故のショックで一時的に記憶が混乱していると…』
『1週間くらいで元に戻ると言っていたよ』
『それからさっき!旅行中のマサキの親に携帯で連絡取れたので、明日には来てくれるから大丈夫だよ!』
『安心して!』
聞きなれない言葉に対して、不思議に感じたタツヤは…
『携帯って?何を携帯してるの?』
ユウカ
『携帯電話じゃん!』
そして、ユウカはポケットから『携帯電話』を取り出した…
ユウカ
『これが携帯!』
『いつもメールをくれてたじゃん…』
『ごめん…今は忘れてるよね…』
タツヤは、今まで見た事の無い機械に興味を示した…
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