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タツヤ
『その携帯電話とやらを?見せてくれませんか?』
他人行儀な言動に悲しそうな表情を浮かべて携帯を手渡した…
『ユウカの携帯だよ…』
『個人情報メールは見ないでね…』
タツヤは、今まで見たことの無い機械が目の前にある現実に困惑した…
高性能の『ミニゲーム機』カラーの綺麗な画面が眩しく見えた。
タツヤ
『携帯って?』
『貴重な?珍しい機械なんですかぁ?』
ユウカ
『(笑)…』
『みんな持ってるよ!』
見た事の無い機械を目にしたタツヤは、夢の中にいるような感覚に包まれた…
『ユウカの誕生日まで!』
『記憶を取り戻してね…』
タツヤの目の前にいる、若い女性の温かい視線をかんじた。
マサキ青年と自分が元に戻った時の辻褄を合わせるかのように…
彼の為に、最善な受け答えをしなくては…
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