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『うるせーんだよ。ちょっと強いからって調子に乗んなバカ…』
多堂「ひ…」
『とっととうせろ!!』
多堂「ひっヒィィィィイ!!」
ちょっと脅しただけで逃げ出す多堂。
あれでも男か?
よくあんな根性なしが弓道で2位を取れるよね。
あ、私達は強さが同等だから二人とも1位♪
でもあいつはそれが許せないらしーね。
さ、学校学校。
今日は弓道の朝練に出なくちゃ。
ガラッ
『おはよーございます!!!!』
先生「遅い!!!!」
総姫「先生!悪いのは多堂さんです!」
総紗「そうです!また待ち伏せして私達を苛めようとしたんです!!」
先生に必死に訳を説明する。
こんなのも日常茶番だ。
毎朝あいつが道を塞ぐせいで朝練には遅れている。
先生はわかってくれるからいいものの。
多堂は毎回怒られてるにも関わらず、毎日待ち伏せしてるのだ。
『先生!多堂さんをどうにかしてくだしい!!私達は多堂さんのせいで毎朝急がなくちゃ行けないんですよ?!?!』
先生は私達の勢いに負けたのか、「わかった…」と渋々頷いた。
カラカラ…
多堂「お、おはようございます…」
うじうじしながら入ってきたのは毎朝行く手を遮る多堂。
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