復讐者と奴隷少女との出会い

7/10
前へ
/15ページ
次へ
「う~ん、ここはどこでしょうか?」 少女が目を覚ました、挙動不審になりながらも辺りを見わたした。 (ここはどこでしょうか、私は親に奴隷商人に売られ、その後、貴族に売られそうになった時余りにも怖すぎて気絶したんでした。) ガチャッ 「起きたか」 リビングから龍が部屋に入ってきた。 「あ、あなたは誰ですか、私は貴族に売られたはずですが…」 挙動不審になりながらも震える身体を気力で抑え、自分の前にいる少年に尋ねた。 「お前を人身買売しようとしていた奴等は俺が倒したよ、そうそう俺の名前を言って無かったな、俺は神崎龍だ。もとは真田と名乗っていた。」 「…あ、…あの最強と言われた真田一族ですか、滅亡したと聞きましたが…」 「疑うなら、これが証拠だ」 龍の瞳に赤い紋章のようなものが写し出された。 「そ、それは、真田一族だけが保持する【スティング】!!」 「俺が真田一族の者だと理解したか?」 証拠を見せられた少女はしぶしぶ頷いた。
/15ページ

最初のコメントを投稿しよう!

10人が本棚に入れています
本棚に追加