10人が本棚に入れています
本棚に追加
『何か、図々しいというかなんというかセコいというか。まあ此方は頼む側だから何とも言えないけど。』
「うん、素晴らしくね?」
『素晴らしいっていうか、最初の2つの願いだけで何とかなると思うんだけど?』
死神は気だるげにジト目で俺を見ながら言葉を発した。
確かに正直そうは思うが違うんだよな~、これが。
『それで、これで願いは終了かい?』
「ん?あぁ、これ以上頼む能力とかは無いかな。いや、一つあるな。
さっき言ってた俺の得体の知らない能力ってのは?」
その能力が俺にとっていい方向に向かう能力かどうか見極める必要がある。
もし、何か副作用のような能力ならば俺は能力を出来るだけ使わないでいたい。そう考えを頭の中で巡り回せていると死神はゆっくりと口を開いた。
『うん、その事については創造神から仰せつかってるよ。確か魔眼形らしいね。』
「へーマジか。そうなんだーへー」
魔眼だってー、ファンタジーだねぇ。何か強そうだなー。アッハッハッハ!!
「って、魔眼って何さね。」
『あー……、分かってた風だったけど違うんだね。
えっと、君の左目にある魔眼が世界への干渉だって良かったね。』
世界への干渉?何だ何それ?干渉と聞いてバカテスあたりしか出なかったのは内緒だ
しかし、どんな能力だ?
『説明が必要かい?じゃあ説明してしんぜ「三行以内な」』
『世界に干渉できる
干渉したら原子から操作したり
壊すことも出来る
空間を支配出来る
君眼だけで生きてける』
「三行でっていったよなオイ!」
『まあ、正確に言うと自分が認識した空間や場所に干渉して弄ったりできるよ。』
死神は面倒臭そうに説明をしてくれた。正直俺の新しい人生が掛かってんのにいい度胸だなオイ。
しかし世界への干渉か……。結構凄い能力だがリスクは高いんだろうな。
最初のコメントを投稿しよう!