第一章 テンプレする?

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皆様どうもこんにちは、つい数刻前に見事異世界に転生を果たした如月 終夜です。 まぁ、転生ですよ異世界に!ついにオレも数多ある異世界で主人公できる日が来たんですよ!! ……まあ、現状は牢屋の中ですけど。 「……何でこうなった?」 ―――――― ―――― ――回想 異世界、オーファジア。 その世界は数多くの種族が行き交いその広大な大地を魔物と呼ばれるモンスター達が闊歩する世界。 その雄大で美しい世界を神様のように遥かに高い場所から眺めたらさぞ美しいだろう。 「空中からヒモ無しバンジーじゃなきゃなァァァァァァァァァァァァ!!!」 あの後オレの目の前を真っ白に染め上げるほどの光量がオレを包み上げた直後 突然今まであった地を踏む感触が消え、みょんな浮遊かんがオレを襲った。 そして、全身をコンクリに直撃させたのではないかというくらいの衝撃を受け眼を開けた時に目の前に広がったのは死神ではなく絶景が広がっていた。 そして、ヒモ無しバンジー ……超怖ぇ。 そんなある意味恐怖体感もとい体験をしているオレの落下地点にある者が見えた。 それが、駄々っ広い森や巨大な木ならどれぽど良かったか。オレの眼前にはどんどんと近づいているボロボロの教会 「んな!?ちょっ、待ちやがれ!」 オレの叫びは虚しく響き見事教会に直撃した。 ベキッバキッメリッヒデブッメキョッ!! 今聞きたくない音が階を降るたびに聞こえてくるぅ!! 折れた、完全に折れた!! ドスン 「痛っつ!腰打ったァ……?」 痛くない。骨が折れるどころか俺の身体にはかすり傷の一つさえない。 つまりこれが死神の野郎が与えた力か?だけどこんなの頼んでねぇしな。オプションでつけてくれたとか?
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