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そんな俺に蜘蛛の糸ならぬ一つの封筒が舞い降りた。
封筒?
なして封筒?手紙とか水晶とかじゃないん?
色々な疑問が頭をよぎるがこの際無視だ無視。俺はそのどこからともなく落ちてきた封筒を開く。
『拝啓 終夜君
やぁ、さっき会った死神だよ?まぁ今日から君も死神なんだが……。
この際その話は置いておくとして、とりま要件だけ話すね?
創成神からの伝言なんだけど、どうやら君の身体に能力が定着するのに君の身体がついていけてないらしい。だから君に力が定着するのに時間が掛かるんだ。一応君自信が持つ両目の魔眼を使って乗りきってくれ。
だって、一応目の封印は解いたらしいから力くらい使えると思うから頑張ってね?
P,S
君が落ちた廃屋って実は僕を召喚しようとしてる人達がいて無駄な努力をしてるらしいよwwwwテンプレな禁忌召喚すれば良いのにね』
一通り読み終えると封筒は軽い煙を上げて消える
「コイツ性格悪っ! 」
無駄な努力とか言ってやるなよ。
「てか、目の封印?」
確か魔眼とか言ってたな。封印か……今なら使えるって事だよな?というかそうであってくれ!!
「俺の魔眼よ、今目覚め「うるさい」ょぉ~?」
俺が振り向くと牢屋の中なのでよく見えないが、蝋燭の小さな光を全て呑み込まんとする黒髪。煌めく金色の瞳そして線の細い整った顔立ち
服は闇に溶け込むような黒。
さっきまで奥の方にいた黒い人影がこちらを鬱陶しそうに首をもたげながら見ている。
その黒い人影の視線をあわせているだけで滅多に感じることのない恐怖という感情が沸々と沸き上がってくる。
その恐ろしさを感じさせる黒い人影は見も凍るような圧倒的存在感を発している
「……全く、死人をおいそれと起こすなというものを」
怖っ((((;゜Д゜)))
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