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『まあ、とりあえず叶えられるだけ叶えるよ。あの世界では君みたいな何の能力も持たない人間は死んでしまうからね。』
「ふっ、何でも良いんだな。」
『う、うん。叶えられるヤツならね。だけどそんな多く言われても出来なかったりするよ?』
ふっ、確認は取れた!
ならばこれは今までの妄s……妄想を実現させるチャンスだ!
何を望むかって?
それは……
「じゃあ、言うぞ。
まあ、そんな量が多い訳じゃねぇから安心しろよ。」
『……ほっ』
コイツ、安心しやがったな。そんな量を頼むと思っているのか?正直この短時間にここまで嫌われるのは………初めてでは無いな。
「よし、じゃあ最初の望みは憧れを想像し創造する力をおくれ。」
『えっ、いきなりチート!?』
チートって、言われても転生系or異世界なら創造という属性は付き物だろう。 正直テンプレ通りに行くのは癪ではあるが無かったら多分最初の動物(モンスター)や盗賊(モブ)に瞬殺されちまう
「そんで、2つ目。圧倒的なまでの魔力を寄越せ。」
魔力なるものが必要なら願えば良いじゃないか。
じゃなけりゃ何で創造の力をくれって言わなかったんだよって話しだよな。
それに、せっかく転生するのに力が無いとか雨に濡れた某炎の錬金術師ばりに能無しじゃないか。
流石に能無しになりに異世界に行くわけじゃねぇし。
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