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(臨也が高校で来神組だったころの話)
やっぱり俺はぼっち...。
誰も俺を好む人なんかいなくて...。
だから楽しくなくて、
辛くてなんで生きてるんだって思う。
だれか...誰でもいいから
この手を握って離さないっていって?俺を一番にわかってくれてずっとそばにいてくれて...そんな人俺には一生できないのかな?
「なんでだろ...」
「なんでこんなに嫌われてるんだろ...嫌われないように努力してきたのに...」
なんで...なんで...
嫌いなら嫌いって
いってほしい。
なんで俺はこんなにもみんなに嫌われてるの?
なんでだれもいないの?
なんで俺の回りには誰もいないの?信用できる人なんかいない...。
―ねぇなんで?―
「ぅ...うぅ..ひっく...」
俺は弱いから...
強がったりするけど
やっぱり弱くて...
だから自分は嫌いで...
「おい」
「...うぅ...ぅ...ずっ」
「おい!」
「!?...し、ずちゃん...?ひっく...」
「てめぇこんなところでなにしてやが...って泣いてんのか?」
「...み、りゃ..わかるでしょ..?」
あー...最悪。
なんてついてないんだろ。こんなとこでこんな状況でこいつにあってしまうなんて。
「なんで泣いてんだよ」
しずちゃんは俺を凝視しながら呟いた。
「...っ関係ないじゃん。」
「あ?...手前でも泣くんだな?」
俺が関係ないと立ち上がるとバカにしたようにしずちゃんはいってきた。
「バカにしてんの?俺だって泣くときだってあるに決まってんじゃん!」
俺は一人だから...
受け止めてくれる人が
いなくていっつも一人で
泣いてるんだよ?
それを...君にはわからないだろうね?
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