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ツンデレキャラ波は可愛すぎる…‼
これが世で言う、ツンデレ萌えって奴なのかにゃ?
誰か教えてくれだにゃー‼
「え、英二先輩?」
「あっ、ううん何でもない。合宿中だけどさ気をつけてね」
「えっ?何で?」
「柄悪い奴とかいるからさ気を付けろよ」
「…わかりました」
まだよく分かってなさそうだった。でもこれは本当に気をつけて欲しい。柄悪い奴とかそりゃいるし、いい奴らもいるけど、波の水着姿さらしたら絶対寄りつくし、はっきり言えば見せたくない?し。
「英二先輩そろそろ帰りません?」
時計を見ると6時20分。
そろそろ帰らないといけない時間だ。
「じゃあ、帰ろうか」
駅へ向かうと、帰宅ラッシュの時間帯のせいか混んでいた。そのままギュウギュウので電車に乗り込んだ
揺れるたびにギュウギュウに押されて最悪だにゃ。
残りなん駅かくらいで、袖を引っ張られた。
波だった。
しかも少し泣きそうな顔で
瞬時に、俺の脳内計算が発動した
ギュウギュウの満員電車
+
波
+
泣きそうな顔
∥
痴漢
波の周りを見ると、いかにもオタク系な牛乳瓶の底ぐらいの分厚いレンズをした眼鏡が波の尻と胸を触っている。(というか揉んでる)足元には多分眼鏡の物だと思われるショルダーバッグがある。小さな穴が開いているということはカメラでも入って盗撮してるのが分かった。
波は恐怖で何も言えない。
10秒後ぐらいに駅につくと人が大勢消えた。
その瞬間に俺はラケットを素早くだし
眼鏡の顔面にボールを力をこめて打った。
眼鏡野郎は吹っ飛ばされて、床に倒れ込んだ。
周囲の人がざわつく
波はドアの隅で震えている
「な、何するんだ⁉」
「何が『何するんだ⁉』だこの眼鏡‼人の彼女痴漢してんじゃねーよ」
「お、俺は痴漢なんかしてないぞ」
「じゃあそのショルダーバッグの中見せて貰おうか。どうせカメラでも入ってるんだろ?」
眼鏡の顔が青ざめた
が、
「ち、違う。そんなもの入ってないし、痴漢もしていない」
「…英二先輩そ、その人に…痴漢…されました…」
波は震える声で言った。
その瞬間俺はボールをまた取り出し、眼鏡に当てた
眼鏡は完全に失神して
その間にショルダーバッグに入っていたタオルで縛ったて次の駅に電話で話し、ついたら連れていくということになった。
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