179人が本棚に入れています
本棚に追加
「さっき、何で止めたんですか?」
赤信号で止まる帰りの車で尋ねる。
すると真剣な眼差しでハンドルに頬杖をつきながら口をひらいた。
「外ではさすがにヤりはしねーよ。それに池田のがあるからお前が嫌がるならセックスはしない。」
「え!?」
あまりにも以外な言葉に驚いた。
「なに?気持ち良くて足りなかった?」
「ち、違います!!」
一瞬でも優しいと思ったのも束の間。すぐに意地悪を言う彼。
そして、車が次に着いたのはユリの実家だった。
最初のコメントを投稿しよう!