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手を伸ばしたまま固まるユリ。
一夜は中身を取り出し、天井に掲げていた。
暫くそうした後、振り返る一夜が何を言うか大体、想像は出来た。
「ユーリちゃん。着て。」
「や…やだ!!」
「なんで?」
「恥ずかしいじゃないですか!!」
「俺しかいねーだろ?」
「だからです!!」
と、そんなやり取りを長々としてると、珍しく一夜が折れた。
「ちぇ!!けちー!!」
「だって…。」
いじけてベッドに寝転がる一夜を見ると少し悪かったかなと思いつつも、すぐに首を横に振った。
――やっぱ無理。あんな面積がない下着恥ずかしい――
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