零…ハジマリノデアイ

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意識がもどり… ふと目を開けると目の前 は真っ暗だった 「クソッ夜まで倒れてたのか?」 と呟きながら立ち上がろうとするとあることに気がついた、 そこは俺の知る裏路地ではなく暗い部屋、 暗黒そのものだった それに俺の前に何かいる、 俺は改めて状況を確認しようと立ち上がると、 目の前に、黒い羽の生えた天使がいた というより浮いていた、 驚いて立ち尽くしている俺に天使が話しかけてきた、 「やぁ、君は初めてだね」 「!?なんのことだ」 「ここに来るのがだよ」 「…」 「そうかじゃあ自己紹介しようか」 「…」何なんだコイツ 「君の名前は?」 「…」 「初めてここに来る人間はみんなそうなんだよね」 「みんな?だれかいるのか」 「名前も知らない人に教えられないなぁ」 …クソ 「神樹…神樹祥」 「ふ~ん、」 「で、他にも人がいるのか?」 「いるよ、今から君が行く所にね」 「はぁ?俺が行く所?」 「うん、」 「何しに?なんで…」 全く意味わかんね~よ! 「戦いにだよ」 「戦いに?なんで?誰と?」 「ボクの為に他の人間と」 何なんだコイツ 「はぁ?意味わかんねぇよ」 「君は堕天使って知ってるかい?」 「詐欺師とかのことか?」 「違うよ、ってそれペテンシ…堕天使だって」 「しらねぇよ」 「堕天使っていうのはさ神を裏切った天使のこと」 なに言ってんだコイツ 「それがなんだよ」 「ボク堕天使なんだ」 馬鹿かコイツ 「はぁ?」 「ホントなんだってば、それで君には天使と戦ってもらいます」 「はぁ?」 「ま、いいや、聞くより実戦だね、じゃいってらっしゃい」 「おい、…」 俺は黒い天使に押されて暗い闇に落ちていった…
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