壱…エラバレシ…

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俺は、気がつくとまた暗い場所にいた。 俺はふと天使のことを思いだし後ろを振り向いた が、天使はいなかった、だが、そこには異様に三つの墓があった、 暗黒の中に墓が三つ、 西洋風の十字架の形をした墓だ、 よく見ると、 それらの墓にはこう書かれていた、 『クラウ・ソラス』 『ジャルク』 『チェイス』 そしてそれぞれの墓の前には、 一つずつ、 黄、 赤、 青、 の石が置かれていた、 俺は『クラウ・ソラス』と書かれた墓の前で止まり、 黄色の石を手にとった、 すると、なにもないはずの後方の暗闇から声がした 「やぁ、またあったね」 「チッ…お前か」 「君はなににしたの?」 「なにがた」 「石だよ」 俺は戸惑いつつ天使に石をみせた 「ふ~ん、ソラスか、まあいいや、じゃあそれ下に置いて」 「はぁ?」 「いいからはやく」 意味わかんねぇ 「…」 俺は無言で石を地面、というか下に置いた 「じゃあいくよ」 一瞬天使の手が光った するとさっきまでの黄色い石が剣に変わった 、というか変形した、 「…ッツ、お前何したんだ?」 「創ったんだよ剣を」 「…はぁ」 「さぁ、剣をとって」 「…」 俺は無言で剣を拾った その剣にはこう書かれていた 『クラウ・ソラス 』 「クラウソラス?」 「そう、それはクラウ・ソラスっていう剣の偽物なんだ要はクラウソラスのReplicaだね」 「剣なのは解るがなんでReplicaなんだ?」 「さっきも話したけど、ボクは堕天使なんだ、僕たち堕天使は、天界からにげるとき、三本の神器を盗んだんだ、 それに本物の神器は持ち主が神器に認められないと使えないからね。」 「…」 「いくら天使でも、素手じゃ戦えないし、その剣をもとに僕たち堕天使が人間が使えるように創造したのが神器Replicaさ」 「あぁ、わかったようなわからないような…」 「まぁ何事も実戦だよ、じゃ、とばすよ?」 「とばす?」 また天使の手が光った バチッ バチバチ 電気のような音を立て、俺の手や足が分解されて消えていく 「ばっ、お前なにやってんだよ」 「うるさいなぁ集中出来ないよ、ちょっと黙っててよ」 はぁ、コイツは全く意味不明だ 「…」 「詳しくはそこの天使に聞いてよ」 「はぁ?そこってお前誰も…」 急に目の前が明るくなった、
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