壱…エラバレシ…

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少しして眩しさにもなれ、目を開けるとそこに堕天使はいなかった、しかし 「すげぇ.」 つい言葉が出るほどの景色だった 「…」 俺がぼーっとしていると右の方から声がした、 「よぉ、お前新入りか?」 「!?」 俺は右をみた、するとそこには豹がいた、 「?」 「その反応からすると新入りみてぇだな」 豹がしゃべってる…何なんだよいったい、 「…」 「あぁ、わりぃ、わりぃ、人間界の豹は喋んないのか、」 そう言うと豹はブルッと身震いしたかと思うと形が変わり人のような形になった 「…?」 「あぁ~悪かった悪かった、俺の名前はフラロウス、炎の堕天使ってとこか、よろしくな新入」 「あ…あぁ、よろしく」 「んでお前の名前は?」 「…神樹…祥」 また堕天使かよ…わけわかんねぇし 「俺は、ルシファーに頼まれてお前を待ってたんだよ、」 「は…はぁ、なんで豹…」 「天使たち見つからないようにな、」 「天使って…なんだよ」 「ッしゃがめ!」 な…なんだ? 「…」 いつのまにかフラロウスは豹の姿に戻っていた、 そして、空を見上げると数匹の鳥が飛んでいた、 「いったい何なんだ?」 「あの鳥、天使だ…」 はぁ…? 「はぁ?天使?なんでだよってか、天使ってなん…」 「静かにしろッ」 そしてフラロウスははじの鳥を指差しながら言った、 「あの一匹だけ極端に周りを気にしてるだろ、」 「あ…あぁ?、いやぁ見えねぇけど…それがどうかしたのか?」 「あれは俺達堕天使を探してんだ、」 よくわかんねぇ 「そ…そうなのか、」 「ここじゃまずい、場所を変えるぞ、」 そう言うとフラロウスは木陰に向かって歩きだした、それに俺もついていく、 「よし、ここらでいいだろ、」 そう言うとフラロウスは天使の形にもどった、 「いったん隠れ家に帰るぞ、」 「隠れ家って…どこに」 「さぁ準備はいいか?」 「準備って…」 「影の上で『アーク』と つぶやくんだ、解ったな、」 「あ…あぁ」 「じゃあ急ぐぞ、…『アーク』」 フラロウスがアークとつぶやいたとたん、影が底無し沼のようにフラロウスを飲み込んでいく、 「ッっ…なんなんだよ、わけわかんねぇし………『アーク』」 地面の影がドロドロと俺を飲み込んでいく、 「気持ちわりぃ~…」 俺は影に落ちて行った…、
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