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恭介が口にした事に僕達は驚いた
「なんだよお前らのその反応は。」
恭介が空のコップ片手に
「だってよ、あのよ、それはよ…」
「真人…溜めすぎ……」
僕はつっこんだ
「いいだろ別に、学園生活の楽しみの一つじゃねーか。」
カッコつけてエアギターのポーズを取る恭介
「恭介…まずバンドのまえにな、足りない物がある」
真人が顔を濁らせ
「ん?なんだ?」
サラっと言い返し
「それはな…残りのメンバーと楽器とやる場所と残りのメンバーだよ!!」
真人は両手を広げキレる
過去にこのような事を言っていた気がする…
『それはな…残りのメンバーと野球道具と残りのメンバーだよ!!』
僕は絶対に突っ込まない。そう決めた。
「それは今から探すんだ。」
恭介が決めた事をやめさせるのは難しい。
「そういえば、この三人は何を弾くの?」
僕は尋ねた
「えーと、俺がギターで真人がドラム、で、理樹がベース…かな」
真人は聞いた瞬間立ち上がり
「はぁぁ!?お前、1番目立つやつやんのかよ!」
真人は落ち込み
「俺の夢を壊しやがって…ライブ中に革ジャン脱いで筋肉出しながらギターを弾く俺の姿をみたいやつもいるだろうに全くよ……」
それは絶対ないと、僕と恭介は言った。
「うぉぉぉぉぉぉぉ!!」ブチッ!
さらに落ち込み自分の髪を引っこ抜きはじめて
「うわ!真人!ハゲるよ!!!」
必死に止めるけど…よく見るとつむじの当たりが若干ハゲていた
「おい真人、ドラムは筋肉のトレーニングにもなるし、結構力いるからお前しかドラムが出来ないんだ。」
「おおなるほど!たしかに筋肉トレーニングにもなるな!ありがとよ、恭介」
言いくるめられてる…
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