哀しみ

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僕達は恭介に説得されて結局バンドをやることになった。そして、授業に向かう途中 「あ、鈴だ。」 鈴が友達と楽しそうに話をしていた。 「元気だったか理樹。ついでに真人も」 少し顔を赤らめながら 「元気だよ。」 「俺はついでかよぉ!」 頭を抱え 「うん、じゃあまたな」 友達と別れ鈴が寄って来た。 「理樹、さっさと授業行くぞ。」 真人をシカトして 「さてと…」 真人がダンベルを出して 「真人何するき?」 「授業中にやる筋トレは効くぜ。ハラハラすっからよ。精神面でも鍛えられるぜ」 ダンベルを上げ下げして 「だぁあ!棗さん!どいてーー!」 男子生徒が全速力で走ってくる 「待ちなさい!」 後ろからは風紀委員が 「鈴!危ない!!」 僕は急いで鈴の手を掴もうとした。けど、間に合わなかった。 ゴッ! 大きな音が響き、鈴は倒れていた。 「鈴!!」 僕と真人は駆け寄った。 「鈴、しっかりしてよ!鈴!!!」 「理樹、俺が保健室まで運ぶ。お前は少し教室で休んでろ。」 真人が、鈴を抱えて保健室に行った。 「………」 僕は教室に向かった
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