バカの中の天才が踊る

エピローグ

俺は今、日本海に立っている。

辺りは颯爽としていて、人影ひとつないが、月明かりがとてもきれいだ。

いつもここにきて、同じことばかりを考えている

そう、生との付き合いをやめて死にむかいたいのだ。

しかし、あと一歩の勇気がでないのだ。

いや、これを勇気と言っていいのだろうか。

明日もまた眼がさめるのだろう。

また今日も