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筋持久力を考える時には負荷の強さを無視出来ない
強い負荷に対する反復動作では最大筋力の向上が筋持久力の向上にも繋がる…例えば100㎏の重量を挙上出来る者と50㎏の重量を挙上出来る者とが同じ40㎏の重量を繰り返し挙上する場合には100㎏の重量を挙上出来る者の方が多くの回数反復出来る
ただしこうした筋力の影響は最大筋力に対する負荷の割合が低くなるほど小さくなり最大筋力の25%以下の負荷では筋力の違いが必ずしも筋持久力の違いにはならない
筋持久力に及ぼす筋力の影響が最大筋力に対する負荷の割合によるという事は目的とする負荷が一定なら筋力向上とともに筋持久力の向上がやがて頭打ちになる事を意味する…この事から高強度の筋力トレーニングは初心者にとっては筋持久力向上も期待出来るが熟練者になるほど筋持久力向上は期待出来なくなる
弱い負荷に対する筋持久力向上には低負荷高回数の反復トレーニングが必要になる…この場合には熟練者になるほど最大筋力の向上は期待出来なくなる
限られた期間内に体力を向上させるには目的によってどの程度の筋力が必要でどの程度の筋持久力が必要かを良く考えてトレーニングを計画しなければならない
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