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筋持久力向上は遅筋の筋力向上と速筋の持久力向上という二つの側面から考えられる
一本一本の筋繊維には微妙な力加減は出来ず例えば筋肉が30%の力を発揮するとは全ての筋繊維が30%の力を発揮するのではなく30%の筋繊維が全力を発揮する事を意味する…筋力向上には筋繊維の肥大だけでなく一度に多くの筋繊維を動員出来る能力の向上が重要になる
筋が持続的に力を発揮するには毛細血管による酸素供給とミトコンドリアによる乳酸の再利用が重要になる…無酸素運動は酸素を必要としないが無酸素運動で疲労した筋を回復するには酸素が必要になる
筋肥大は筋力向上の一つの要因だが相対的に毛細血管密度の低下に繋がりミトコンドリアも減少する…逆に筋肉が細くなる事が持久力トレーニングに対する自然な適応と言える
筋量を犠牲にせず毛細血管密度を高めるには筋肥大に負けないくらい毛細血管を発達させる必要がある…一時的に持久力が低下してでも先に筋肥大させておく事で毛細血管を発達させやすくなる
筋肥大→筋力向上→筋持久力向上という流れが効率の良いトレーニング計画となるが特にシビアな体重管理が要求される場合には慎重に計画する必要がある
筋トレと有酸素運動とを同日にやると別々にやった場合より効果が低くなる場合が多い…一般的なサーキットトレーニングは初心者の体力向上には適しているが熟練者の体力向上にはあまり効果的ではない
筋トレと有酸素運動とを同日にやる場合には午前と午後に別けるか強度を調整した方が良い
『高強度筋トレ+低強度有酸素運動』
『低強度筋トレ+高強度有酸素運動』
または
『低強度筋トレ+低強度有酸素運動』
をバランス良く配置する
『高強度筋トレ+高強度有酸素運動』の組み合わせで間の休憩時間が短い場合には互いのトレーニング効果を打消し合う恐れがある
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