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膝痛は膝の軟骨が磨耗して関節の中で骨と骨とがぶつかり合う事が原因なので膝の筋肉をつけて関節を守りましょうというのが多くの医療関係者の主張だ
しかし筋肉をつけて関節を守るとはどういう事なのか?言葉通り受け取るとまるで筋肉がつっかえ棒みたいな役割を果たして関節への荷重を軽減する様なイメージがあるが…本当にそんな事が起こり得るのか?
筋肉は縮む方向に力を発揮し伸びる方向には力を発揮しない…つまりいくら筋肉が肥大しようが力が強くなろうが骨と骨とがぶつかり合わない様な役割は果たせない
仮に海外のボディビルダーみたいな常人離れした筋量があればその体積によってクッションの様に膝を守ってくれるかもしれない
しかし膝を痛める様な高齢者にそこまでの筋肥大を要求するのは無理がある
しかも彼らの推奨する筋トレとは椅子に座ったまま膝の曲げ伸ばしをするだけ…人によって多少の違いはあるがどれもあまり大差ない
レッグカールとレッグエクステンションの真似事で筋肥大や筋力向上効果が望めそうもない低負荷での繰り返し…これで本当に効果があると思っているんだろうか?
もちろん筋トレを否定するつもりはないし動かす事によって得られるメリットもあるだろう…しかしそれと「筋肉をつける」という考え方は方向性が違うと思う
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