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「んっ!んんーっ!ふぁーあ。」
上空からさす光に刺激され、眠い目をこすり、うっすらと瞼を開くマキト。
「んっ?なんだろ?」マキトは視界が青みがかっている事に戸惑いながらもまだ眠気に負けそうになっている。まだボーッとする意識の中、ふっと目の前を横切る物体に息をのんだ。
「…さ・さかな?」
見間違いかと慌ててまわりを見渡すとそこには…たしかにたくさんの魚が泳ぎまわっている。右、左、上、下と目をこらしても間違いなく魚であった。
「な・なんなんだ?ここは。」
頭の中が混乱するマキトはふっと気付いた。「苦しくない!魚がいるなら間違いなく水の中なのに全然苦しくない。」
マキトの混乱はますます増長していった。
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