勇者の子孫と呼ばれて…

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それは彼の前に突然現れた…。 兵士「いました、将軍。」 少年「な…何なんだあんた達、人の家に勝手に上がり込んで…。」 将軍「んむ…、お主の家系図を調べさせて貰った。お主の先祖は、この世界を救った勇者…、早速国王陛下に謁見していただく。」 少年「な…いきなりそんな事言われても…。」 全く身に覚えの無い少年…戸惑うのも当たり前だった…。 しかし…。 将軍「お主に選択の余地は無い。陛下に謁見するか…さもなくば…ここで死ぬかね。」 将軍はギラリと輝く剛槍の切っ先を少年に向けた…。 兵士達も今にも飛びかからんと剣の柄に手をかけている。 少年「わ…わかったよ…。」 少年は半ば強引に城に連れていかれた。
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