二人目

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・・・・・・・・・・。 ・・・・・・・・・・。 ・・・・・・・・・・・・・ん。 ・・・・あー・・・・・・あー。 ・・・・・・はぁ、眠いわい。 ・・・さっきのが夢だと思わんばかりじゃのう・・・。目を開けるとそこは知らない天井、だったか?ツレが何か豪語しとったが・・・。 ・・・っつーか、あの馬鹿親父の名前聞くの忘れとったのぉ。 ・・・・・・・そろそろじっとするの飽きたのう・・・。 ・・・・・・・・・・・起きてみるか。 目を開けると、雲海が広がっとった。 「は?」 見渡すと、断崖絶壁の岩山の山頂。たたみ一畳あるかどうかの足場から踏み外せば、奈落の底へ落ちる。 「ぎゃあああああぁぁぁぁぁ~~~~~!!?」 ワシの絶叫は、反響することぜず、空しく静まり返る・・・。 「高っ!?寒っ!?マジ寒っ!!?ど、ど、どーやって降りりゃえーんじゃあああああぁぁぁぁ~~~~~!!??」 村田 光 17歳 この若き齢にして、不幸な交通事故により死亡し、新たな世界へと転生。 ・・・前途多難な幕開けである。
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