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戦士は森を抜けるため、前へ進む。
「ここはどんな世界なんだ・・・?」
新たな世界の想像に浸り、顔をにやける。
「えへへ・・おすぎさん・・。・・・・・・ここにいます・・♪」
しばらく妄想に佇んだ青年だった。
「・・・ムッ!?敵か!」
辺りを見回すと、姿は見えないが、確かに気配を感じる。青年は、敵の姿を視認したわけでもなく、足音が聞こえたわけでもない。だが、近くの木や茂みに紛れて、何かがいることは手をとるように解る。
「・・・2人・・か。・・・誰だ!出てこい!」
バァン!バァン!
銃声がこだまする。明らかに青年に対する襲撃だった。
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