三人目

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戦士は森を抜けるため、前へ進む。 「ここはどんな世界なんだ・・・?」 新たな世界の想像に浸り、顔をにやける。 「えへへ・・おすぎさん・・。・・・・・・ここにいます・・♪」 しばらく妄想に佇んだ青年だった。 「・・・ムッ!?敵か!」 辺りを見回すと、姿は見えないが、確かに気配を感じる。青年は、敵の姿を視認したわけでもなく、足音が聞こえたわけでもない。だが、近くの木や茂みに紛れて、何かがいることは手をとるように解る。 「・・・2人・・か。・・・誰だ!出てこい!」 バァン!バァン! 銃声がこだまする。明らかに青年に対する襲撃だった。
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