三人目

6/9
前へ
/80ページ
次へ
「お前ら何者だ。金目的か!?」 青年は少女2人に尋ねる。 「違う!それはこっちの台詞だ!龍宮を解放しろ!」 自分の状況にそぐわない言い分をしている事に気づきつつも、刀使いの少女が声を荒げて言う。 「ふん、ほらよ。」 龍宮という名の少女を解放し、謎の黒い物体を自分の鼻に収納する青年。 「・・・私達に気付いてたのかい。」 青年を警戒しつつ、褐色の少女が青年に尋ねた。 「殺気がしたからな。で、お前ら、俺に何か用か。」 殺気だけで敵の存在を把握できる程の熟練者。それを理解し、自分との実力差を頭で考える褐色の少女。
/80ページ

最初のコメントを投稿しよう!

35人が本棚に入れています
本棚に追加