四人目

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ある日、再びナナシは、リクレールに導かれた。 「・・・お久しぶりです。ナナシさん。」 「・・・ああ、久しぶり。」 「本当に申し訳ありませんが、再び貴方に重要な使命を受けて頂けなければなりません。突然の呼びだしから、無理を言っているのは重々承知しています。」 「いや、・・それより、ここはどこだ?」 「意識の海の浜と呼ばれています。・・・今まで私が呼び出した場所とは異なり、視界が鮮明に映って見えると思います。」 「ああ。・・・また、災いか?」 「いいえ、災いの兆しが見えるわけでは無いのですが・・・。シルフェイドに関する事になります。」 「・・・話してくれ。」 リクレールは説明をする。 「貴方の活躍の成果により、世界は均衡を保ち、今ではいがみ合い続けていた人間と竜族が手をとり、協力して平和に過ごしています。これも、貴方とスケイルのお陰です。」 「・・・スケイルは・・元気だろうか?」 「神としてスケイルは、シルフェイドの監視や調和を続けています。多忙ではありそうですが、元気そうです。・・・稀に、寂しそうな顔をすることもありますが・・・。」 「・・・・・スケイル・・。」  
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