四人目

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「・・・スケイルは知っているのか。」 「はい。私が彼女だけに話しました。一応彼女にも、空間回帰・大気還元の能力を授けています。現段階のペースならば、私だけでもなんとか亀裂を防げます。」 「・・・・リクレール、俺に使命を。」 「・・・はい。・・・・・・ナナシ・ゴンベイよ。貴方に、魔法世界に行ってもらい、この未曾有の現象の原因の調査をお願いします。」 「・・・ああ、任せてくれ。」 「気をつけてください。シルフェイドにおいて貴方が災いを防いで頂いた時よりも、遥かに次元が違う世界・・・。今回は、トーテムのクロウを授けます。銀狼の種族で、貴方の身体能力の強化を促進してくれるでしょう。貴方の魔法やステータスは、あの時のまま引き継ぐようにしておきました。・・・クロウと共に、シルフェイドの未来を託します。」 「私がクロウだ。よろしくな、ナナシ。」 「ああ。よろしく。」
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