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「父上っ!どういう事ですか!?」
「三成さま、落ち着いて下さい!」
今にも殴りかかりそうな勢いの三成を原口が制す。
「落ち着いてられませんっ!なぜ愛羅を行かせるのですか!?愛羅は手放せぬ女忍びだと申したのは父上でしょ!?」
「だからです!愛羅の腕を信用しているからこそ、愛羅に任せたのです。愛羅なら有力な情報を手に入れられる」
「・・・っ!し、しかし・・・」
言葉につまり、震える手をぐっと握り締める三成。
「ならば・・・あゆみに行けと申すのか?」
静かに二人のやり取りを見ていた有政が静かに口を開いた。
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