― プロローグ ―
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「取り返せるもんなら、取り返してみなっ!」 子供を背に庇いながら、防いだ刀をキーンッと弾き返すと煙幕を投げた。 「くっ!煙幕かっ」 男たちが怯んだ隙に、子供の手を引き走り出す。 そして、しばらく走ると路地裏の物影に隠れ 「家、どこ?」 「・・・家は将栄」 「将栄か・・・・・って、将栄!?将栄って隣の国でしょ!?」 .
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