205人が本棚に入れています
本棚に追加
それから数日。着々と翔栄へと向かう準備が進められ、ついに出発する前日となった。
「ついに明日出立なのね・・」
「もーお松さん!そんな暗い顔しないでよ。こんな私が嫁になれるかもしれないんだよ?」
入れたてのお茶を見詰めながらポツリと呟くお松に、明るく話す愛羅。
「そんな簡単な話じゃないでしょ!?嫁にいけるかもって、なれなかったら、一生側室ってことでしょ!?それに正体がバレたら愛羅はどうなるの!?」
「お、お松さん、落ち着いて」
.
最初のコメントを投稿しよう!