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「私、この国が好きなの。この国には、私の大事な人たちがたくさんいるから。だからこの国を護りたい。こんな私で役にたてるなら・・・」
と、眩しいくらいの笑顔で空を仰ぐ愛羅の姿に
「愛羅・・・まったく・・・。分かったわ。今回も私の負けね」
はぁと、深いため息をつくと真剣な顔つきで愛羅を見つめた。
「気を付けるのよ・・・?」
「分かってる。私が逃げ足早いの、知ってるでしょ?」
ニヤリといたずらっ子のような笑みわを浮かべると、真剣な顔つきになり
「もう行かなきゃ。子供たちのこと・・・お願いします」
深く頭を下げた。
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