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「子供たちのことは心配しないで、行っておいで」
力強いお松の言葉に深く頷くと、急いで城へと戻る愛羅であった。
一方、城では――・・・
「私・・・・愛羅に合わせる顔がないわ・・・っ」
一室には敷かれた床で、顔を覆い肩を震わせる女子と、その肩を抱く男が一人。
「あゆみ・・・そんなに自分を責めるな」
「だって!私の身体が弱いばかりに愛羅が身代わりに・・・・・私がもっと強ければ、こんなことにはならなかったのにっ!」
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