第一話†転校生の男の子†

7/7
前へ
/100ページ
次へ
『普通なら、あの場面で【好き】って皆言うよ?』   彼はそれを聞いて、笑って答えた。 『やっぱさ、嘘はつけねぇよ でも、せっかく親から付けてもらった名前だし、文句言えないだろ?』  私は、その言葉に納得した。それと同時に、彼を見る目も変わった。 『あっ、もぅここでいいよ。送ってくれてありがとう』 『おぅ、またな!』  そぅ言って、私は家に帰った。  私はこの時、まさか自分の生活が一転してしまうなんて、思ってもいなかった。  いや、もしかしたら、もぅ大分前から、変わっていたのかもしれない…。
/100ページ

最初のコメントを投稿しよう!

335人が本棚に入れています
本棚に追加