始まりは図書室で。

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くだらない話で友達と盛り上がるなんてことは学生なら当たり前。 そんな当たり前が私には一度だって無かった。 小さい頃から本を読むのが大好きで、暇さえあれば読書をしていた私。 そのおかげで私に話掛けてくる人は少ない。 周りからはきっと、とっつきにくいイメージを持たれてしまっているのだろう。 別に私自身、人間嫌いしてる訳でもない。 だけど、ああいう人達を見るとやはり苦手意識してしまう。 ‥‥自分とはかけ離れているような気がして。 だからこのまま卒業まで地味に高校生活を送っていければそれでいいと思っていた。 それなのに、その夢は儚く消え去ってしまうことになる―――‥‥‥‥‥‥。 、
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