始まりは図書室で。

5/6
前へ
/6ページ
次へ
「もっ、もちろん‥です!!」 「沢村さんとゆっくり話してみたいしさ?なんか沢村さん面白そうだし」 面白そう?この私が? お世辞にも言えない言葉である。 「そんなこと‥言われたの初めて‥‥‥」 「え、そうなの?何で?俺は沢村さんと仲良くなりたいって思ったんだけど」 「ほ、ほんと‥‥?」 「うん、ほんと」 「嬉しい‥」 苦手な相手なのに。 率直な気持ちが言葉に出る。 すると彼はいきなり私に近付いてきて、 「じゃあ、また話そ?‥‥‥‥‥放課後、ここで」 と耳元で囁いた後に教室から出て行った。 暫く状況理解が出来ず呆然と立ち尽くす私。 ‥‥‥‥ちょっと待って。 今のは何‥‥‥!?!? 、
/6ページ

最初のコメントを投稿しよう!

9人が本棚に入れています
本棚に追加