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「そんなの、改めてお願いすることでもないのに」
「じゃあ、いいの?」
「…いいよ」
改まると少し照れが入ってしまうので、冗談めかした笑みをこぼしながら目を閉じる。
それを合図に、隆が顔を寄せ、緩く開いた昌の唇に自分のそれを重ねた。
こうして『おはようのキスがしたい』という、年下の彼氏の可愛い願い事は叶えられて。
二人が恋人となってから迎える初めての朝は、甘い雰囲気を纏って始まりを迎えた。
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