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今日は花園に
見知らぬ少女がいた
「君は、誰?」
少女はこっちを見た
そして、微笑んだ
「名前は?」
「それは、君の決める事だよ」
凛とした声でいう
「僕が決めていいの?」
「いいよ」
白い歯をみせて笑う
少女は花園の真ん中にずっといる
僕は駆け寄る
少女は油菜の匂いがした
「早く、決めて」
「えっと…」
美咲
これがすぐに出てきた
「美咲…君は、美咲」
「有り難う」
長い髪をなびかせ、笑う
「君は?」
「僕は、海」
「かい?カッコいいね」
少女はまた笑う
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