美咲

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少女…美咲はこの花園に咲く花より美しい笑顔を咲かせる だから、美咲 「美咲、君はいったい何をしているの?」 美咲は少し俯いて、また顔を上げて笑った 「迷子になっちゃった」 「迷子?」 「私、目が見えなくて…それでね、気が付いたらここに居て、家が分からなくなっちゃった」 もしかしたら神様は 僕が一人で寂しいと思ったから 美咲をつれてきちゃった? そうなのか? もし、そうなら いや、そうでなくとも 美咲を 「僕がつれてってあげるよ」 助けなきゃ、いけない 僕は、美咲を見た瞬間 ―――好きになってしまったから
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