序章

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これらは、“MINDS”と呼ばれ、自身の『心』を表現する武器となっている。 刹那はネオスライザー。修介は炸裂装甲(バースト・アーマー)と呼ばれる。 「よーし、ぶち抜いてやんぜ、てめぇら…!」 「────破壊する!」 刹那は言葉と同時に猛スピードで闇の使者の大群の中に正面から突っ込んでいく。 MINDSを解放している間、刹那達は通常の人間の何倍もの身体能力を得る。それにより、常人には見えても脳の処理が追い付かないスピード、そしてパワーの戦闘が可能になる。 「はぁぁぁぁぁぁぁ!」 刹那のネオスライザーから、光の剣が現れる。セイバーモードと呼ばれるこの形状は、刹那が得意とする接近戦において、凄まじい能力を発揮する。 刹那が右に、左にネオスライザーを振り、闇の使者をどんどん切り裂いていく。 攻撃を受けた闇の使者は、人のものとは思えない叫びを上げて、細かい砂のように消滅していく。 MINDSは、闇の使者に攻撃を与える事ができる、唯一の力なのだ。 「へっ。射撃がメインの俺なら、囲めば問題ない、ってか?」 一方、修介は闇の使者に囲まれている。だが、修介の表情に焦りは見られない。 「…甘いんだよ!」 修介は叫ぶと同時に、腰のレールブラスターを発射して前方に道を作る。 その道から瞬時に抜け出し、くるりと身体を半回転させ、両手の2連ガトリングガンを闇の使者の大群に放つ。 爆発と煙を伴いながら、驚くほどのスピードで闇の使者の数を減らせていく。 そこに、修介の頭上から二体の闇の使者が修介に飛び掛かってきた。しかし修介は、焦らずに肩のスパークキャノンを上に向け発射した。
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