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誰!?いや、こんな事するのは遊里だけや!
「一緒に帰ろうよんっ。オイラ一人で帰るの寂しいんだよ~!」
言いながら、遊里はウチの頬や体をまさぐっている
お、お嫁にいけんくなる……!?
「わわ分かった!分かったから!手を動かさんといてぇぇ!」
身の危険を感じ、反射のレベルで訴えた
……いや、もう手遅れなくらいイロイロされとるねんけど
「も~う。つれないでありますなぁ」
遊里はウチから離れて口を尖らせた
「はぁ……はぁ……」
し、心拍数が上がっとる
「なぁ。あの二人ってやっぱり……アレなんかな?」
「マジでか。佐々木はともかく、あの大人しそうなコまで……」
「でも小金井さんの方は嫌がっとるみたいよ?」
「本気で嫌なら一緒にはおらんでしょ」
少し離れた所から、嬉しくない会話が聞こえる
メッチャ誤解されとる!?
「違っ!ウチはそんな……」
「あ、そっか」
と、弁解をしようとするウチの肩を遊里が抱いてきた
「ははーん……続きは帰ってからってことやな?焦らしてくれちゃって、もう!よっしゃー!早よ帰ってフィーバータイムじゃけんの!」
「へ!?いや、ちょ、まっ!ご、誤解がぁぁぁぁぁぁ!」
かくして、ウチは遊里に教室から連れ出されたのでした……
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