レベル2 霧の湖

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ぶぶぶっと、携帯が震えて、受信。ポチ。 「湖に住む、水の精霊です。」 ポリポリと、こめかみをかいてみる。 もしかして、目の前のこれかな? 「目の前の方ですか?」 送信。 めんどくさいなぁ…。あ、もしかして…と、電話番号を開いてみる。登録されてた。 水の精霊、通話できるのかな? とりあえず、通話発信! コール音が鳴って、カチャっと相手が出る音。細かいな…。 「もしもし?聞こえます?僕はニコル。目の前にいる者です。」 「あ、話せた。今、出て行きます。」 出て行く?首を傾げていると、水の固まりがぶるぶるっと震えて、水で出来た少女の形に成った。
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