それは、秋の事でした。

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「とりあえず、話を聞いてくれますか?」 おずおずといった感じで、下から見上げてくるおじちゃん。 あんまり見たくない。でも、話が進まないのでとりあえず頷く。 「実は、あなたにお願いがあります。魔王をなんとかしてください!」 「はいぃ?」 つい、拾った靴を持ち直してました。 「落ち着いて!ごめんなさい!落ち着いて話を聞いてください!」 このちっこいおじちゃんは、つまりは創造者?で、いろんな世界を作っている…らしい。 どっかのゲームよろしく世界を作って世界を回してた。 でも、暫く回して出来てしまった世界の負の部分を、異世界の転生者に直してもらったみたい。 それが、一年前に死んだあたしのおばあちゃんだった。 でも、なんでわざわざ?
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