レベル 21 そして、さよなら。

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あ、あれ?待って、皆? そりゃあ確かに、おばあちゃんの携帯がなければ、右も左も分からない新参者ですが…。 頼りないですが…。 こっちにきた時よりも、大きくなってるんだし…。 「そこまで、過保護にする必要があるかな?」 ポツンと呟くと、 『皆、京子と一緒に居たいのよ。』 「サアヤ!」 振り向けば、精霊さん達が笑っていた! サアヤにアポロンさん、オフィーリアさんもいる。 あ、前に会った王宮の精霊さんもいる。 『サアヤ隊長、こっそり京子を運んじゃおう!』 ニヤリとアポロンさんが笑うと、風の精霊さん達があたしを囲む。 『こんにちは、京子。僕はケリーに加護を与えている、風の精霊セレニティだよ。よろしくね。』 にっこり笑って、あたしの手を取る。 それが合図だったのか、風の精霊さん達の力でフワッと浮き上がった。 凄い!あたし、飛んでる! 「あ!おい!京子!」 「ニコル!」 「やだ!ニコルってば!」 皆が気付いて慌ててる。アランが、バサッと羽を出すけど、 「やだ!何で飛べないの!」 だって、精霊さん達が抑えつけてるんだもの。
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