魔王はおばあちゃん？

それは、秋の事でした。

「こんな事、初めてなんです。ランダムに転生者を選んでたんです。
ううぅっ…その時に精神的に強い人があたるのですけど、ぅぐずっ、ひっく、それがあなたの、おばあ様で。
まぁそれでも最初は面白いかなって…うっ…うっ…そしたら、おばあ様は平和に異世界を統一しちゃって…。

うっうっ…まずいですー！」

だらだら泣きながら話す、ちっこい…もうめんどくさい。

おばあちゃん最強でいいじゃん。

「ダメなんです～。そんな風に作った世界じゃないので…世界に歪みが出てきてしまいました～。」

「えっ？でも、おじちゃんが作った世界でしょ？直せるんだよね？」

「それが…」