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めまいがした
あたり一面がぐるぐると回転していた
頭の中は混乱していて叫ぶ事すら出来なかった
よだれが顔に垂れてきた瞬間に気付いた
このままじゃ失う
でも心は怖いと言って体が固まって失った
ただ出来た事はただ泣く事だった
……………
朝目を覚ますと横に母がいた
「お母さん…」
か細い声を出して呼ぶと母は慌てた様子で私の顔をなで涙した
「おはよう…今日は学校休もうね」
私は「わかった」と言いモーフに潜ると母は「後今日病院言って診察してもらって、アフターピル貰おうね」
その言葉に私は涙を流した「ごめんさないごめんさないごめんさないごめんさないごめんさない」そう言う私を抱き締めて母は「あかりは悪くない…お母さん守ってあげるからね絶対にぜったいに!」
母の毛糸のセーターはちかちかと肌にあたって痛かったが温かった
その後に私はお粥を食べ、病院へ言った
私はAIDS感染も妊娠も無かったがアフターピルを出して貰う事にした
母は安心していたが私はすべてを失った
もうすべて終わった私は…知らない男に女を奪われた
頭の中では死ぬって言葉しか浮かんでこなかった
家に帰りシャワーを浴びると鏡に映る自分の体に目がいった
その瞬間昨日の事が走馬灯の様によみがえった
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
「黙ってろよ…」
「あっ鞄の中から財布発見」
「マジで」
「五千円げっとぉ」
「名前あかりちゃん可愛い~」
「顔もなかなかだし胸もおっきいね」
「あれ泣いてる」
「嬉しい泣き??あかりは変態だなぁ」
_________
「いやぁぁぁぁぁぁ」
パニックになって叫んだ、すぐに母かきて私を抱き締めた
「大丈夫大丈夫!あかりは悪くない貴方は私が守れる」
「おかぁさぁんおかぁさぁん」
「許せない…こんな事するなんて…」
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