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「そういえばこの子のからだ動かないようにしてるから動かないの当たり前だった」
「それ早く言ってよ……」
俺の生死がかかってるから忘れないでほしい。
てか早く解いてほしい。
スライム囮にして早く逃げたい。
「でもこの子逃げそうなのよねぇ……聴覚だけ残しといたから絶対これ聞いてるわよ」
やべ……バレてた。
「どうするのよ……庭に置いとくわけにもいかないし……とりあえず動けるようにしてみたら?」
「あなたが言うなら……」
突然光が差し込んだ。
眩しい位だ。
「眩しい……」
辺りを見回すと、夜見た風景とは全く違い、先が見えず緑に溢れた豪邸だった。
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