いつもの日常

8/19
前へ
/72ページ
次へ
「ふぅ~…」 現在亜騎は、写真部の部室にてくつろいでいた。この部室は居心地がいい。なんせ水道に冷蔵庫にパソコンにその他なんでも揃っている。換気扇もあるからタバコも吸える。もちろんコッソリだが。 「あー疲れたぁ…あれ?亜騎早いね?」 「お疲れッス…たまたまッスよ。先輩は購買ですか?」 今ダルそうに入って来たのは、写真部の部長で先輩の柊彩香(ひいらぎ あやか)だ。成績はよく。顔もスタイルもいいし人当たりもいいが、性格はクールでサバサバしている。まあ俺としても、けっこうやりやすい人だ。 「亜騎も食べるでしょ?バイトもあるし。」 「いただきます。今お茶入れますよ…彩先輩」 「ありがと。後でコーヒーもお願いね?」 「ういッス…」 メンドくせえが、俺はこの人には頭が上がらない…いろいろ世話になってるからな。 「それよりこの写真亜騎が春休みとったやつ?さすがだわ…いい写真。あとポエム読んだわよ。今回も良かったわ。」 「褒め過ぎッスよ。それに、彩先輩にはかなわねえッスよ…」 亜騎は、少し微笑みお茶を置く。
/72ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1人が本棚に入れています
本棚に追加