いつもの日常

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そう、先輩は何度もコンクールで入賞してるからな。かく言う俺もコンクールで入賞した事はあるが、先輩ほどではない。まぁジャンルも違うし感じ方はそれぞれだからな。そして、そんな俺と先輩の功績と先輩の人柄もあり、二人で部室を好き勝手使えている。 「はいっ。亜騎は焼きそばパンとクリームパンだよね?」 「やっぱ彩先輩にはかなわねえッス…」 見事に俺の好みを当てて来る。まぁ長い付き合いもあるのだが、良く見てるな。こういうところに人柄の良さがでてるよな… 「それより、亜騎。またバイト増やしたんだって?心に聞いたわよ?ちゃんと寝てるの?」 「まったく心先輩もおしゃべりッスね。日雇いをたまたまやっただけッスよ…」 「そう…まあ心は亜騎にベッタリだからね。まぁ私も心配なんだけどね。」 「気をつけますよ…」 こういうところ、彩先輩はうまい。ただぐちぐち言うだけの理子とは違うな。まぁ理子にも感謝はしてるがな… ただメンドくせえだけ。
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